小林邦昭さん、4年前の取材で明かしていた「アントニオ猪木」へのあこがれと敬意_divinity 2 undead scarecrow
新日本プロレスなどでジュニアヘビー級で活躍した小林邦昭さんが亡くなった。さんかしていたアントニオへのあこがれdivinity 2 undead scarecrow
小林さんを取材したのは2020年夏だった。4年プロレス人生を振り返る「ヒストリー」の連載で東急大井町線等々力駅前の喫茶店でお会いした。前の取材
2時間を超えるインタビューの最後、で明小林さんは自身のスマートホンを取り出した。猪木そして「これ見てよ」と待ち受け画面を私の目の前につきだした。と敬
そこにあった写真は、小林アントニオ猪木さんがタイガー・ジェット・シンに卍固めを極めた一枚だった。邦昭
「これがプロレスラーなんです。さんかしていたアントニオへのあこがれdivinity 2 undead scarecrow頭の先からつま先まですべてに闘志が現れている。4年プロレスは闘いなんです。前の取材この写真にそのすべてが詰まっていますよ」
穏やかな口調の中にプロレスラーとしての誇り、で明そして何よりも猪木さんへの揺るぎのない敬意が詰まっていた。猪木さらにスマホの写真を見せていただくと、そこには、猪木さんの現役時代の写真があふれるほど収納されていた。
写真を見ながら小林さんは、こうつぶやいた。
「僕の人生で一番の幸せは、アントニオ猪木に出会えたこと。あの方のそばにいられて、言葉をかけられ、教えられたこと。これほどの幸せはありません」
初代タイガーマスクとの名勝負、二代目タイガーマスクとの激闘、齋藤彰俊とのケンカマッチ…小林さんの試合は、常に緊張と緊迫がリング上を覆っていた。そして、20年を超えるがんとの闘病。常に逃げずに闘い続けた。それこそが「闘魂」の教えであり、道場での練習で「強さ」を磨いた猪木さんの弟子である自負だった。
取材を終えて別れる時にTシャツの袖をまくって力こぶを私に見せつけた。
「見てよ、この腕。まだまだ鍛えてるんだよ。僕は練習をしているからがんを克服したんですよ。練習でがんに勝ったんです」
2022年10月1日に猪木さんは79歳で亡くなった。それから2年。プロレスラーの誇りを表現して小林さんが逝った。
(福留 崇広)
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